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よみもの

寒天

「第六の栄養素」とも呼ばれる寒天は、安心して、たくさん召し上がっていただきたい食品のひとつです。

寒天は食物繊維そのもの

100g中80.9gとあらゆる食品のなかで食物繊維を一番多く含んでいます。食物繊維は、他の栄養素にない重要な生理機能がたくさんあり「第六の栄養素」と呼ばれています。

血圧が気になる方へ

寒天の原材料である海藻類に多く含まれている食物繊維は、腸内で脂肪吸収を妨害し、いっしょに排泄する作用があり、特に血圧降下作用、コレステロール低下作用があります。

善玉コレステロール

「寒天」などの水溶性多糖類には悪玉コレステロールを減らし、善玉の降下を抑制する効果があります。

ガンになりにくい体へ

食物繊維は、特に善玉ビフィズス菌を増殖しやすくする働きがあります。ビフィズス菌は、腸内で悪玉菌の増殖を抑え、有害物が吸収されるのを防いでくれます。 そのため、寒天は大腸ガンを予防してくれる食べ物なのです。

血糖値が上がりそうだけど

食物繊維を多くとると、胃がその内容物を腸へ送りだすスピードが遅くなります。そのため、腸壁からの糖質吸収にも時間がかかり血糖値の上昇も緩やかになり、血糖値を下げる効果があります。

メタボが心配な昨今

食物繊維そのものはノーカロリーですから、たくさん召し上がっていただいても太り過ぎの心配はありません。しかも、食物繊維には吸水力があり水分を吸うとかさが増えますので、少量でも満腹感が得られます。また、糖質の吸収に時間がかかるので満腹感が長持ちするというメリットもあり、ダイエット食と言えるでしょう。

いつだって美肌でいたい

「寒天」は水を抱え込む作用が特に強く、実に乾物量の250倍もの水を固めてしまいます。この水を抱え込んだ寒天が消化器官を通過する段階で、水は徐々に体内に吸収され、大腸では水分が便をやわらかく保ち、排せつ時間が短縮され、自然なお通じを促し便秘を解消します。また、柔らかい便は痔の予防にもなります。

あんこの効用

栄養の宝庫

餡の原料となる小豆など豆類は栄養の宝庫です。小豆を煮て食べたり、その煮汁を飲むと脚気(かっけ)や腎臓、黄疸(おうだん)、下痢、便秘、腫物(はれもの)や湿疹を治すため食事療法に利用されています。

現代人に不足な栄養素を補給

栄養成分としては、質のよいたん白質を多く含んでいます。血中コレステロールを下げる働きのあるリノール酸やリノレン酸。老化を防ぐビタミンとして注目されるビタミンE。不足すると脚気や神経炎を引き起こすビタミンB1とB2、B6。炭水化物の代謝に必要で不足すると皮膚炎などの原因となるナイアシン、アミノ酸、ミネラル類、カルシウム、リンなどなど。血圧を下げるといわれるカリウム、マグネシウム、鉄など現代人に不足といわれる栄養素を豊富にバランスよく含んでいます。

毎日適量を

食物繊維もいっぱいです。食物繊維は消化酵素で分解されない未消化成分で分子レベルの微小な物質ですが人体にとって大事なものとされています。可溶性(ペクチンなど)と不溶性(セルロースなど)があり、腸のぜん動を助け、消化過程全体の調節に重要な働きをしており、大腸ガンの予防や、糖尿病にも効果があるといわれています。食物繊維は、餡の原料となる豆類や和菓子によく使われる寒天に豊富に含まれていますので、和菓子を食べると自然に食物繊維を摂取することができます。

「元気パワー」を注入

砂糖の甘さも健康には必要なものです。砂糖はただ甘いだけではありません。ほとんど純粋な炭水化物で、身体に必要なエネルギー源や、脳や神経のエネルギー源になります。また、脂肪を燃やしてエネルギーにかえるという重要な役割も果たしています。バランスのとれた食生活のためには砂糖は欠かすことのできないものなのです。

抹茶の効用

抹茶に含まれているカテキンには、実にさまざまな生理活性があることが分かっています。血圧上昇抑制作用、血中コレステロール調節作用、血糖値調節作用、抗酸化作用、老化抑制作用、抗突然変異、抗癌、抗菌、抗う蝕、抗アレルギー作用などなど。
カテキンの効果をわかりやすく説明するために、「菌に勝つ」→「勝て菌」という説明をしたことから、「カテキンは勝て菌から名付けられた」という誤解があるくらいです。

メタボ対策に

飲用したカテキンが、肝臓や筋肉中の脂肪消費酵素の活性を増強させ、脂肪をエネルギーとして消費しやすくし、胆汁酸の排出を促進することで、体脂肪を燃焼すると言われています。

風邪対策に

抹茶には、皮膚細胞や粘膜細胞を健康な状態に保つ働きをしてくれるビタミンAと同じ働きをするカロテンが、豊富に含まれています。ビタミンAが不足すると、肌がかさついて潤いがなくなり、粘膜も弱まるため、風邪をひきやすくなります。

きれいな肌でいたい

ビタミンCは肌の白さを保つ効果があり、シミやソバカスの原因のメラニン色素の皮膚への沈着を防いでくれます。タバコをお吸いになる方は特に、ニコチンによって体内のビタミンCが破壊されて肌荒れの原因となります。そこで、ビタミンCがたっぷりな抹茶を飲んで、手軽にビタミンC補給することをお勧めします。

二日酔いの方

お茶のカフェインが持つ覚醒作用によって、大脳皮質が「酔い」の状態を醒ましてくれます。「二日酔い」は、体内に入ったアルコールが完全に分解されず、アセトアルデヒドという有害物質となって残ってしまうことで起こりますが、血液中に十分な量のビタミンCなどがあると、アセトアルデヒドの分解能力が高まります。お茶には覚醒効果のあるカフェインが多く、ビタミンCもたっぷりなので、その二つの相乗効果で二日酔いを一層防止してくれます。そして、お茶にピッタリな甘い「あんこ」の原材料の小豆には、お茶と同様にカリウムやサポニンを多く含んでいます。カリウムは利尿効果を促し、余分な水分や有害物質を体外に排出してくれる働きがあります。サポニンは肝機能を向上させる効果もあります。
二日酔いでつらい日に、温かいお抹茶とあんこのお菓子をいただくのも意外や意外、おどろきの効果がまっているかもしれません。

当店の自家製梅密

紀州和歌山の南高梅(なんこううめ)を使用しております。南高梅は身体のバランスをととのえるカルシウム、鉄、リンなどのミネラル分を多く含んでいます。殺菌力の高いクエン酸は体内の乳酸の蓄積を防ぎ、疲労回復にとても良いです。さらに体液の酸性化を防ぐので、内蔵機能の向上にも効果があります。梅干は典型的なアルカリ食品なので少なくとも1日1粒は食事に取り入れていきたいものです。
無農薬の南高梅、品質・味自慢の一級品です。一度食べたらやみつきになりますよ。